これから家族でキャンプを始めてみたいけれど何を持っていけばいいのか分からない、どんな準備が必要なのかといった疑問はありませんか?
ファミリーキャンプを始めるのに必要な基本的な持ち物とあると便利な持ち物を紹介します。
キャンプの拠点づくり
キャンプの拠点づくりに必要な持ち物
- テント
- タープ
- 軍手
- ペグハンマー
- マット・シート
- 寝袋(シュラフ)
- テーブル・チェア
- ランタン・ガーランド・飾り
テント
キャンプと言えばテント。でも値段も張るし、最初はどれを買えばいいのか分からないと思います。ファミリーキャンプ未経験の方にはお店やネットショップで見るだけでは、実際の使用イメージがつかめず迷ってしまうかもしれません。
そんなときは、ブログやインスタで真似してみたいスタイルを探してみたり、手始めにタープだけでデイキャンプを重ねて検討するのも、キャンプを楽しみながらお気に入りを探す良い方法です。
ちなみに、定番メーカーの4人家族程度用のテントであれば、3~4万円台で見つけることが出来ます。
タープ
テントがあればタープはいらないのではと思いがちですが、季節を問わず日差しに当たり続けるのは体によくありません。
日焼け防止や熱中症対策になりますし、急な降雨の雨よけにもなるのでタープは設置したいところです。
コンパクトなものが多く持ち運びも楽で、設営も比較的簡単です。慣れれば一人で組み立てることもできるようになります。一般的なタープで1万円前後で購入できます。
軍手
テントやタープの設営、焚き火をする時にも必要になります。
ホームセンターや100円ショップで売っているもので十分ですので、必ず用意しましょう。
ペグハンマー
テントやタープはペグを打ってロープを固定します。
打つ面が大きく、ペグを抜くこともできるペグハンマーがあると便利です。
ペグの打ち方やロープの結び方も事前に確認や練習しておくこともおすすめします。
マット・シート
テントの下に敷くグランドシートは、テントシートを長持ちさせたり、地面から湿気などを防いでくれるので、必ず敷くようにしてください。ブルーシートでも充分代用できますが、見た目を重視するなら専用のものをご検討ください。
テント内やタープの下にもマットやシートが必要です。
地面の凹凸を吸収してくれるもの、寒い時期には断熱効果が高いものなど種類がありますので、季節や用途にあわせて選択してください。
寝袋 (シュラフ)
寝袋(シュラフ)は、マミー型とレクタングラー(封筒型)の2種類があります。一般的にマミー型の方がコンパクトで運びやすいです。
また、キャンプに行く時期に合わせて素材を選ぶ必要もあります。
特に寒い時期に行くキャンプは、耐久温度や快適温度の記載を参考に検討してください。
暖かさで言えばマミー型の方が上ですが、ファミリーキャンプでは子供と一緒に入れる連結可能なタイプや丸洗いができる封筒型のタイプがおすすめです。
テーブル・チェア
軽くて持ち運びしやすい大きめのテーブルがあると便利です。
調理をしたり食材を置いておくためのテーブルは高さがあるものを選ぶと、腰への負担が少ないです。ダイニングとして利用するテーブルは、流行のロースタイルにしてみるのもいいかもしれませんね。
せっかくのキャンプなので、レジャーシートを使って地面に座るのではなく、家族分のチェアがあれば雰囲気が出ます。軽くてある程度丈夫なものでも、2千円台から探せると思います。
ランタン・ガーランド・飾り
ここまでの流れで、自分たちだけの空間が出来たら、ガーランドなどでテントをデコレーションしてみてはいかがでしょうか。見た目が可愛いというだけでなく、テントの目印になったり、ロープに足を引っかけて転ばないようにするための対策にもなります。
家から持ってきたお気に入りのアイテムを配置して気分を盛り上げたりするなど、自分なりの楽しみ方を見つけるのも良いですね。
ランタンなどの明かりは暗くなる前に準備するのを忘れずに。
メインランタンには、明るく広範囲を照らすガスやガソリンを使うものがオススメです。安全で便利なLEDランタン、雰囲気ばっちりのキャンドルランタンなどいろいろな種類があるのでお気に入りを見つけてみてください。
キャンプ料理に必要な持ち物
クーラーボックス
料理の食材や飲み物の保存、運搬にクーラーボックスは必ず必要になります。
保温効果や素材、運びやすさなど種類や値段はさまざま。キャスター付のクーラーボックスは便利ですが、段差や山道で持って運ぶことも考慮してください。
基本的に、4人家族で50リットル程度の容量が必要になります。
積載時には、道中で買い足しすることも考えて、取り出しやすい位置に積んでおきましょう。氷や保冷剤も忘れずに!
クーラーボックスの選び方を詳しく紹介したコラムがあります。クーラーボックスをまだお持ちではない方、購入を検討されている方はぜひご覧ください。
炭・着火剤・ガスバーナー
キャンプでは長時間高温が保てる炭火を使った料理が定番です。
着火剤とバーナーがあれば短時間で火おこしができます。
焚火などは、ファイヤースターター(火打ち石)と火吹き棒で火おこしするのもキャンプの楽しみです。
コンロ
家族でキャンプ料理を食べるなら、バーベキュー(BBQ)がおすすめです。
バーベキューコンロは持っていて損はないと思います。
また、家にあるカセットコンロを持っていけば炭火焼以外の料理も出来るので便利です。グリルや焚き火台などは必要に応じて少しずつお気に入りを買い揃えましょう!
トング
炭や火をあつかう用と料理の食材用の2種類を準備しましょう。
焚き火用のトングは長くて丈夫なものが安全でオススメです。
料理用は家にあるものか、100円ショップで手に入るものでも十分使えます。
クッカー などの調理器具
鍋やフライパンなどは、見た目を気にしないのであれば家にあるものでも問題ありません。
コンパクトに収納できるクッカーセットは、便利で雰囲気も出ますが使い勝手はそれほどよくありません。
いかに荷物を少なく出来るかが重要なソロキャンプなどでは重宝するので用途に合わせて検討してください。
包丁などその他の調理器具や調味料などは家庭で使っている物を持っていけば新たに買い揃える必要はありません。
もしくは食材をあらかじめ下ごしらえをしておいて、あとは調理するだけの状態で持っていけば、洗い物なども減って時短になります。
食器・カトラリー
コップや皿などは割れない素材のものをおすすめします。
100円ショップなら紙コップ、皿、割り箸を揃えても300円なので、洗う作業もなく使い捨てできるので気軽です。
直接火にかけられるマグカップ、保温効果があるジョッキなど、こだわりを持ちたいものはじっくり選んでください。
あれば便利な持ち物
キャンプの準備でバタバタしていると、どうしても忘れたりするものがでてきてしまいます。ゴミ袋やペーパータオル、食器を洗うスポンジなどが最たる例ではないでしょうか。
事前に準備しておきたいものは、持ち物リストを作っておくといいでしょう。
- ゴミ袋
- ウェットティッシュ
- ペーパータオル
- 台所洗剤
- たわし
- ブラシ
- タオル
- コンテナボックス
- アウトドアワゴン
- ツールナイフ
- ドライネット
- 着替えや羽織るもの
- 歯磨きセット、石鹸、ハンドソープなど
その他にも虫よけ用アイテムやケガの応急処置道具、夏なら熱中症対策、冬は防寒対策は忘れずに準備してください。
- お気に入り柄のクロス、シーツ
- ベッド、マットレス
- 自作の飾りやキャンドル
- 趣味に関連するグッズ
まとめ
このコラムで紹介した他にも、各ご家庭で必要になってくるものがあるはずです。しかしオートキャンプとはいえ、自家用車に積める量は限られています。いかに荷物を少なくするかということも重要です。
初めから何もかもうまくいくことはそうはありません。持って行って初めて、あの道具がない、これは必要なかったということが分かってくるものではないでしょうか。