MENU

ロープワーク基本編!もやい結びと自在結びを解説します

ロープワーク基本編!もやい結びと自在結びを解説します
山本 直也
VASTLAND COLUMN ライター

アウトドアで役立つロープの結び方をお教えします!
今回紹介するのは、ロープワークの基本「もやい結び・自在結び」。この2つの結び方さえマスターすれば十分といっても良いほど重要な結び方なんです。実際にやってみると簡単なので、一緒に結んで覚えましょう!

そもそも「ロープワーク」って?

ロープワークとは、ロープの結び方、あつかい方の総称です。
元々は、船舶の運用に欠かせない技術のひとつでした。ボートを桟橋にくくりつけたり、いかりにロープを結んだりするため、風に負けない頑丈な結び方がいろいろあります。

特に「もやい結び・自在結び」は素早く結べて丈夫なため、初心者でもすぐ活用できます。
テントロープをペグに結ぶとき、重いものをつるすとき、ハンモックを木にくくりつけるときなど、キャンプでも大活躍すること間違いなし!

ロープワークの基本 その1「もやい結び」

「もやい結び」は強い力が加わっても輪のサイズが変わらない頑丈な結び方です。
しかも簡単にほどくことができるので、撤収時になかなか解けなくてイライラする必要もありません。
テントロープと、ペグやタイヤなどを頑丈に結びたいときにおススメ!一緒に結び方を覚えましょう!

「もやい結び」の結び方

ロープの先端を「先」、ロープが長く残る方を「もと」と呼びます。

1)ロープの「先」が上になるように輪を作ったら、ロープの先を輪の下から通します。

2)ロープの「先」を、ロープの「もと」の下からくぐらせます。

3)ロープの「先」を、もう一度輪の中に通します。

4)輪とロープの「先」をつまみ、ロープの「もと」を引っ張れば…

5)「もやい結び」の完成です!

もやい結びを動画でおさらい!

マスターした方は、自在結びもチェックしていきましょう!

ロープワークの基本 その2「自在結び」

「自在結び」はロープの長さを自在に調整でき、また調整した位置にとどめることができるのが特徴!
結んだロープが緩みすぎている、きつく結びすぎたときに活躍します。

また、ロープの長さ調整ができるギア「自在金具」を紛失したり、破損しているときにも代用として使える結び方です。
もやい結び同様、結ぶのも解くのも簡単なので、早速チャレンジしていきましょう!

「自在結び」の結び方

1)ペグにロープを引っ掛け、ロープのもとの裏から輪を作ります。

2)先ほどの結び目から30㎝ほど離したところで、2回輪を作ります。

3)ロープの先を、ロープのもとの裏に入れてもう一度輪を作ります。

4)ロープのもとと、結び目の部分を強く締めたら…

5)「自在結び」の完成です!

自在結びの長さを調整したいとき

結び目とロープのもと(A)を逆に引っ張ると、紐がゆるみ長くなります。
結び目とペグ側のロープ(B)を逆に引っ張ると、紐がキツく締まり短くなります。
これで、ロープを張ったあとでも長さを自由に調節できます

テント設営に役立つロープワークをマスターしたら、次はペグについても知りましょう。
ペグの種類から、打ち方&抜き方のコツまで教えちゃいます!参考にしてみてください。

自在結びを動画でおさらい!

まとめ

実際にやってみると意外と簡単ですよね!
もやい結びや自在結びは、キャンプシーンだけでなく日常や災害時でも役立ちます。いざという時のためにも、覚えておいて損はありません。

テントやタープをつなげるときは「もやい結び」、ロープの長さを調節したいときは「自在結び」
この2つをマスターしたら、実際のテント設営に活かしてみてください。

テントの選び方設営に関する注意点などは、下記を参考にしてくださいね!

この記事をシェアする
  • Twitter
  • Facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE
  • Twitter
  • Facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE
山本 直也
VASTLAND COLUMN ライター
和歌山県田辺市を拠点に、キャンプ・釣り・山菜採りなどアウトドア中心の生活をしている。週末には必ず山奥に行き自然の中で過ごす。釣り歴は特に長く、今年で20年になる。日本キャンプ協会公認キャンプインストラクターを保有。
CATEGORY
SEARCH

関連記事
RELATION

人気記事ランキング
RANKING