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テント設営時の安全対策とは?場所別で徹底解説!

キャンプでは欠かせないテント。テントが設営できるスペースがあれば、どこに設営しても良いのかというと決してそうではありません。行く場所によってテント設営には気をつけないといけいないことがあります。より安全にキャンプを楽しむために、場所別でテント設営時に気をつけたいポイントをまとめてみました。

テント設営で気をつけるポイント

風の通り道にテントを設営しない

テントの設営場所が川沿いや海沿いのときは、風の通り道になっている場所にテントを設営しないでください。

地面にペグを打ち込んでテントをしっかり固定しても、吹き続ける強風には勝てません。

川沿いや海沿いは水分を多く含んでいるため、地盤が柔らかいのでペグが刺さっても外れやすい場合があります。
ペグをしっかり刺せる場所を選びましょう。

川の近くにテントを設営しない!

川が流れているすぐ近くにテントを設営してはいけません。
雨が降れば川の水位は簡単に上昇します。
気がつけばテントが川の中で身動きが取れなくなってしまう…という危険があります。

また、山は平野部に比べて、雨が降りやすい場所です。
天候が不安定な場合は、川沿いから離れた場所でキャンプをするか、場合によっては中止にするなど慎重に行動してください。

川の流れが急に早くなったり、水位が上がっているような違和感を覚えてから荷物を片付けたとしても、おそらく間にあいません。その場合は、速やかに避難しましょう。

道具よりも命を優先することが大事だね。

崖の上や下にテントを設営しない

崖の間や側にテントを設営しない。
崖の下にテントを設営すると、強風で石や岩などが落ちてくる危険があります。
また、崖の上でも、強風が吹けばテントごと崖に落ちてしまう危険があるので、不安定な場所での設営は避けましょう。

崖の下にテントを張りたくなる気持ちもわかりますが、崖の上がどういう状況かわからないので、少しでも危険だと感じる場所は避けましょう。

木の真下にテントを設営しない

天気の急変で雷が発生したとき、木に落ちる可能性があります。
雷は高いところに落ちる傾向があり、木に落ちた雷が樹幹を離れ、近くにいる人やものを通って地面に逃げるという現象(側撃雷)が起こります。

一本木の下などは特に危険ですので、避けるようにしましょう。

山でテントを設営する場合

なるべく凹凸がなく、傾斜のない平地を選ぶようにしましょう。

傾斜にテントを設営すると眠れません。傾斜をなくすために寝袋の下にクッションを入れて平行すれば寝やすくなりますが手間がかかります。

テントの設営跡があれば、そこは平地の可能性があります。設営した形跡を探してテントを張るのもポイントの一つです。

また、木から少し離れた場所に設営することで落雷の危険性が低くなります。
設営前に、周囲の確認をしてくださいね。

●ポイント

  • 傾斜のある場所を選ばない
  • すぐ側に崖がある場所を選ばない
  • 木の真下にテントを設営しない
  • 蜂の巣などがないか確認する

川沿いでテントを設営する場合

どうしても川沿いにテント設営あるときは、川から少し離れた低い位置を選びましょう。

川から離れた木が生えている辺りだと、水位が上がっても巻き込まれる確率は低くなります。まめに川の上流の天気を調べて、十分注意してから楽しむようにしてください。

雨が降ったあとは、川の流れが早かったり、上流から木々などが流れてくる可能性があります。子供とキャンプを楽しむ場合は、一人で川に行かせないでください。

●ポイント

  • 川のすぐ側にテントを設営しない
  • 少し離れた高い場所に設営する
  • 念のため、上流の天気を確認する
  • 子供を一人で川に行かせない

海や湖の近くでテントを設営する場合

季節によりますが、海や湖の近くは強風が吹いている場合があります。
木や車で風を遮ることができれば、テントが飛ばされる可能性は低くなります。
なるべく、風を遮ることができる場所を選びましょう。

●ポイント

  • 木などで風を遮れる場所にテントを設営する
  • 何もない場合、車で風を遮るよう工夫する

まとめ

森や川などの自然の中で、一時的に生活を楽しむのがキャンプです。

開発されたキャンプ場は十分設備が整っていて安全なため、危険を感じることが少ないかも知れません。ですが、自然の中に身を置くということは、常に危険と隣合わせになることを忘れないでください。

天候によって、予想外の事態が起こる可能性もあります。
あわてず慎重に行動しましょう。

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