タープを張る作業は難しいイメージがありますが、きちんと手順通りに行えば、簡単にタープを張ることができます。
今回は、写真つきでタープの張り方と手順を紹介します!タープを張るときの参考にしてください。
タープの設営に必要なギアをチェック
まずは、タープを張るために必要な5つのギアが揃っているかチェックしておきましょう。
- タープ
- ロープ
- ペグ打ちハンマー
- ペグ
- ポール
タープのレイアウトをチェック
タープのレイアウトを決めるとき、チェックしておくべき3つのポイントを紹介します。
ポイント 1 場所選び
タープ下のスペースはリビングとなるので、単純に過ごしやすい場所を選んでください。
傾斜のある場所はテーブルやイスが傾いた状態になり不便なので避けましょう。 また、背の高い草が生えている場所は、虫やヘビなどがひそんでいる可能性があるのでおススメしません。
一本だけ生えている木の下は落雷の危険性があります。晴れているときでも、もしものことを考えて避けるようにしてください。
ポイント 2 風の向き・強さ
風は常に同じ方向に吹いてくれません。
風向きは変わりやすく、吹かないときもあれば急に吹き始める場合もあります。風向きを基準にするには不安定すぎるので、あまり意識する必要はありません。
ただし風の影響を受けやすいギアなので、風の強さはしっかりとチェックしてください。風が強い場合は、設営を断念する判断も必要です。
ポイント 3 方角
タープは日よけの役割りをしてくれるので、太陽が通るルートに対してどの向きで張るかが重要になります。
太陽が通る東西の向きに設営すると、西日をさえぎることができません。南北の向きに合わせることで、どの時間でも太陽光をさえぎることができます。
タープの張り方
タープを設置する場所が決まったら、いよいよタープを張っていきます!
タープの張り方手順 1
まずは設置したい場所にタープを広げて、タープの天辺の両端をペグ打ちしてから、
タープ両サイドのハトメにロープをつないでおきます。もやい結びなどの解けにくい結び方でロープをつなぐことをおススメします。
まだもやい結びを知らない方は、下記コラムをぜひご覧ください!
タープの張り方手順 2
ポールを組み立てて、タープの天辺の直線上にポールを仮置きします。
タープの張り方手順 3
仮置きしたポールの先端に2本のロープを引っ掛け、
自在金具を使ってポールとおおよそ同じ長さに調節します。
画像のように左右に金具をスライドさせると、ロープの長さ・張り具合を調節することができます。
タープの張り方手順 4
長さを合わせたロープを、ポールから45°の角度でハの字に広げてペグを打ちます。
反対側も同様にペグを打ったら、ポールの長さに合わせたロープを緩めて長くしておきます。
タープの張り方手順 5
ポールの先端に引っ掛けていたロープを外し、タープ本体を固定していたペグを抜いたら、
タープの天辺のハトメにポールの先端を通します。その上から再度ロープをポールの先端に引っ掛けます。
ハトメとロープを通す順番を間違えてしまうと、風にあおられた際にタープがポールから抜けてしまい非常に危険です。
ポールの先端にハトメを通して、上からおさえつけるためにロープを後から引っ掛けています。この順番は間違えないように注意してください。
タープの張り方手順 6
ふたりで設営する場合は同時に、ひとりの場合は片方ずつポールを起こします。
ポールの下側をタープの内側に、先端は外側に少し傾けると安定するので、自在金具を使って4本のロープの張り具合を調整していきます。
タープの張り方手順 7
サイドにつないだロープもペグ打ちしていきます。ロープを手で引っ張ってみて、タープにしわがつかない角度を目安にペグ打ちしてください。
ペグ打ちが完了したら、自在金具で張り具合を調整して完成です!
タープの張り方を動画でおさらい
タープを撤収するときの注意点
濡れている場合
濡れたまま放置するとカビが生えてしまいます。
晴れていても夜露や結露で濡れることも多いので、タオルや雑巾などで水分をふき取り、しっかりと乾燥させてから収納しましょう。
ロープが濡れてしまっている場合は乾きにくいので、取り外して別途乾燥させるようにしてください。
風に注意
タープをたたむときに風が強いと、なびいてたたみにくかったり、最悪の場合風に飛ばされてしまうことも…。
撤収のときに風が強い場合は、一か所をペグ打ちした状態でたたむと、固定されるので風に飛ばされる心配はありません。たたむのが難しい場合は、簡単にまとめて持ち帰ってからたたみ直すのをおススメします。
ペグを2本打つ、丈夫な材質のペグを選ぶなど、適したペグを選ぶことも重要です。下記コラムでは、ペグの適切な打ち方・抜き方・選び方を紹介しています。
まとめ
タープを張る作業は、手順通り行えばとても簡単です。風が強くない日に、高い草の生えていない平たんな場所を選んでタープを設営してみましょう。
タープを張る作業をまだ経験したことのない方も、このコラムを見ながらチャレンジしてみてください!
タープの形状や素材を見て考える「タープの選び方」が気になる方は、下記のコラムをご覧ください。