家族でキャンプを始めてみたいけれど、どうしたらいいのか全然分からないという方必見!
キャンプ場を選ぶときのポイントやマナー、用意しておくべき持ちもの、そして初めてでも簡単に作ることができるキャンプ料理などをご紹介します。
このコラムを読んでいただければ、初めてのファミリーキャンプ(ファミキャン)でも成功すること間違いなしです!
ファミキャンとは?
ファミキャンとは『ファミリーキャンプ』の略です。
キャンプの種類にはファミリーキャンプの他にも、友人や知人などでキャンプをする『グループキャンプ(グルキャン)』、一人でキャンプをする『ソロキャンプ(ソロキャン)』などがあります。
キャンプ場はどこがいいの?まずはキャンプ場選びから!
近場がおすすめ!自宅から近いキャンプ場を選ぶ
初めてのキャンプでしたら、自宅からなるべく近いキャンプ場を選びましょう。
片道1~2時間程度のキャンプ場がおすすめです。
テントやタープの設営、火起こしからの調理など、慣れるまでは何かと時間がかかってしまうことが多いのもキャンプの特長。でもキャンプ場で遊んだりくつろいだりする時間もしっかり確保しておきたいですよね。
そうすると、キャンプ場の往復だけで時間を取られてしまうのは得策ではありません。まずは自宅から近いキャンプ場からはじめることをおすすめします。
まずは区画サイトの利用をおすすめ
サイトには『区画サイト』と『フリーサイト』があります。
初めてのファミリーキャンプであれば『区画サイト』の利用をおすすめします。
『区画サイト』は、キャンプエリアが仕切られています。
使用できるスペースがあらかじめ決められており、車も横付けできることがほとんどなので、荷物の出し入れがとてもスムーズです。
中には、電源や水道付きといった設備が整ったところもあります。
初めから全てをしようとはせず、ある程度設備が整ったところから始めるのも立派なキャンプのスタイルです。
一方『フリーサイト』は、キャンプ場の大小はありますが基本的にスペースの制限がありません。
テントやタープを組み合わせてレイアウトを楽しんだり、ロケーション抜群で開放的なところが多いため自然を楽しむことができます。自由度は区画サイトとは比べものになりません。
その反面、区画サイトとは違って車の横づけができないところがあったり、混雑していると初心者にはスペース把握がとても難しいです。
キャンプに慣れるまではまず『区画サイト』から始めてみましょう。
キャンプ道具のレンタル用品が充実、または近くにスーパーや生活用品店がある!
しっかりと準備したつもりでも忘れ物はあるものです。
施設内もしくは車で10分程度の距離にスーパーや生活用品店があればとても便利です。
またテントやタープなどのキャンプ道具を持っていない、いきなり買うことに抵抗がある場合は、キャンプ場のレンタル品をうまく活用してください。
キャンプ場によっては、サイトにテーブルや椅子が設置されてあったり、バーベキューの炉が設置されていたりします。事前にキャンプ場に問い合わせるか、ホームページで確認しましょう。
高価なキャンプ道具をいきなり買わず、まずはレンタルで試してみた後で、買うかどうかを検討してみてください。
携帯の電波やWiFiが繋がる
携帯の電波やインターネットの環境が整っているか確認しましょう。携帯電話で連絡を取り合いたい場合やどうしても調べたいことがある場合非常に便利です。
スタッフが常駐している
スタッフが24時間常駐しているところ、日中しかいないところなど、キャンプ場によって様々です。
初心者にはハプニングはつきものです。
何かあったときはもちろんですが、ギア(道具)の使い方が分からないときなどもサポートしてくれるので安心できます。
キャンプ場のマナー
話し声や音楽の音量について
キャンプ場の区画サイトを利用しているからといって、全てを貸し切っている訳ではありません。
大音量で音楽をかけたり、大声ではしゃいだり騒いだり、周りに迷惑がかからないように気をつけましょう。
炊事場の使い方について
炊事場は共有スペースです。
水の流しっぱなしや、食べ物や飲み物を置きっ放しにしたりすると迷惑がかかります。
区画サイトについて
他の方の区画サイトを横切ったり、自分の区画サイトからはみ出して車を止めたりしないようにしましょう。
小さい子どもと一緒にキャンプをする場合
キャンプ場に着いたら、近くに危険な場所がないかチェックしましょう。崖や川など危険な場所があれば、近づいたり入ってはいけない場所だと伝えましょう。
そして、絶対に子どもから目を離さないでください。
また、こまめな水分補給や服が濡れていたら着替えさせてあげましょう。
詳細は下記のページを参考にしてしてみてください。
ファミリーキャンプに必須の持ち物をご紹介
キャンプはテントやタープと言った大きなアイテムから、コンロや食器と言った小さなものまでたくさんの道具が必要になります。
全て買い揃えるとなると何かと大変ですので、購入するもの、自宅にあるもので代用できるもの、事前にレンタルするものを分別しておきましょう。
キャンプ(テント泊)に必要なもの
料理時に必要なもの
子供連れに必要なもの
女性にとってある方がいいもの
あると便利なもの
さらに詳しい持ち物リストはこちらをチェックしてください。
初心者でも簡単!定番のキャンプ料理おすすめ4選
初めてのキャンプの場合、手の込んだ料理を作るよりも定番の料理を作ってみましょう。経験が少ないファミリーでも簡単にできる料理をご紹介します。
バーベキュー
【難易度:★☆☆】
*材料
牛肉・・・ロース、カルビ、味付きカルビ、ハラミ、ホルモン
豚肉・・・豚バラ、トントロ
鶏肉・・・手羽先、もも、せせり
その他・・・ソーセージ、ウィンナー、厚切りベーコン、とうもろこし、かぼちゃ、しいたけ、ピーマン、じゃがいも、さつまいも…等々
作り方
バーベキューコンロに食材を置いて焼くだけ!
*量
【小学生1人分】低学年(1~3年生)・・・150~200g
- 高学年(4~6年生)・・・200~250g
【中学生1人分】
- 男子・・・300g
- 女子・・・200g
【高校生1人分】
- 男子・・・350g
- 女子・・・250g
【大人1人分】
- 男性・・・300g
- 女性・・・250g
ハンバーガー
【難易度:★☆☆】
*材料(4個分)
ひき肉・・・350g
玉ねぎ・・・1/2個
卵・・・1個
パン粉・・・50g
塩・胡椒・・・適量
バンズ・・・・4セット
レタス・・・お好み
チーズ・・・お好み
ケチャップ・・・適量
マヨネーズ・・・適量
*作り方
ひき肉、みじん切りした玉ねぎ、卵、パン粉、塩、胡椒を袋などに入れてよく揉みこみ、形を作ったらフライパンかダッチオーブンで焼きます。
あとはバンズに挟んで出来上がり!
ホットドッグ
【難易度:★☆☆】
*材料(4個分)
ホットドッグ用パン・・・4個
レタス・・・200g
ソーセージ・・・4本
塩・・・小さじ1/3
こしょう・・・適量
トマトケチャップ・・・適量
マスタード・・・適量
*作り方
具材をパンに挟むだけでOK!
ソーセージは焼いても茹でてもいいですし、魚肉ソーセージなどで代用するのもOK!
一手間かけたいときは、パンを焼いてトーストするとカリっとさらにおいしく食べられますよ!
野菜カレーライス
【難易度:★★☆】
*材料(4人分)
カレールー・・・4皿分
なす・・・2本
ピーマン・・・4個
トマト・・・2個
玉ねぎ・・・2個
まいたけ・・・2個
鶏もも肉・・・2枚
トマト缶・・・1個
米・・・3合
塩、こしょう・・・適量
*作り方
- 米を研ぎ、飯盒の中に水を入れつけておく(夏場は20分程度)
- 米をつけている間、野菜と鶏肉を切っておく
- 米を強火にかける
- フライパンで鶏もも肉、玉ねぎを炒め、火が通り始めたらその他の野菜も炒める(塩・こしょうを適量)
- 飯盒から蒸気が溢れてきたら、火を弱火にし20分
- フライパン(or鍋)にトマト缶を投入し、トマトも入れ、蓋をしめ煮込む(水は入れません)
- 飯盒を弱火にして20分経ったら、火を止め、飯盒を逆さまにし10分程度蒸らす
- フライパンにカレールーを投入し煮込む
- 火を止めて完成
下記のコラムでは、その他のキャンプ料理をご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ファミキャンで盛り上がる遊び道具!
キャンプ場についてから何をしようとならないためにも、遊び道具まで考えることは重要です。
小さい子どもでも簡単な遊べる道具がベストです。
キャンプ場には子供が走り回ったり、テントの紐があったり、車やテントの死角があったりと危険が潜んでいるので遊ぶときは十分注意しましょう。そして、日差しが暑い場合は日陰で遊ばせるなど十分注意してください。
シャボン玉
服についても大丈夫なものや割れにくいシャボン玉もあります。
大量にシャボン玉を出すことができるバブルガンも販売されています。
バドミントン
コンパクトに持ち運べるネットも販売されています。
バドミントンがまだ早いお子さんの場合は、スポンジでできた玩具もあります。
水鉄砲
夏など暑い季節限定の遊び道具です。
水鉄砲の他に、大量に膨らますことができる水風船があります。
キャッチボール
バレーボール、サッカーボール。フリスビーも楽しいですね。
あったら大人も楽しい玩具道具
- ドローン(飛ばせるかどうかの事前確認をしておいてください)
- スケートボード / キックスケート
- スラックライン
- トランプ
- ウノ
まとめ
ファミリーキャンプに必要な内容をまとめてみました。
キャンプ初心者さんは慣れないことがたくさんあると思います。
慣れないことを少しでも減らすために、荷物の出し入れが簡単で決められたスペースが用意された『区画サイト』のキャンプ場を選んでみたり、最初はトイレなど水回りの設備が整ったところでもいいのではないでしょうか。
必要な道具をいきなり買いそろえる必要もありません。
レンタルで試せるものは、まずはレンタルで試してみるのも一つの手段です。
ご家族でのキャンプがどんなものかをまずは気軽に始めてみてください。