今回のテーマは【女子ソロキャンプの危険】に絞り、女性の視点からソロキャンプについてのコラムを書いていこうと思います。ソロキャンプは自由度が高い分、さまざまな危険に遭遇する可能性があります。キャンプブームで初心者の女子キャンパーが増えつつある今、ぜひ読んでほしい内容を記事にしました。
管理・整備されているキャンプ場を選ぶ
何よりも気をつけるべきポイントは場所選び。
キャンプ場を選ぶとき、特に抑えておきたいポイントをまとめました。
これらのポイントをクリアしているキャンプ場であれば、女子ソロキャンパーのみなさんも比較的安心してキャンプを楽しんでいただけるはずです。
ポイント1:管理人が24時間常駐している
管理人が常駐していると、何か困ったことがあったときにすぐ駆けつけてもらえます。もしものことを考慮して、管理人室に近い場所でキャンプをおこなうとより良いですよ。
ポイント2:有料のオートキャンプ場
有料のオートキャンプ場を選ぶ理由は2つ。
1つは管理人が常駐している場合が多いということ、もう一つは家族連れが多いという理由です。
無料のオートキャンプ場のだと、施錠の設備や名簿がないなど、何かあったときに特定できないデメリットが考えられます。
ポイント3:プライペードが確保できる区画サイト
オートキャンプ場では、しっかりと区画が決められているサイトを選びましょう。フリーの区画でまれにあるのですが、「すぐ隣にテントを張られる」といった不安を回避することができます。
ポイント4:ファミリーが多い
ファミリーが多いと、ソロキャンプを楽しみたいという方にとっては変に感じるかもしれませんが、「人の気配」が感じられる場所だから不審者に隙を与えない場所になります。
ポイント5:携帯の電波が入る
ほとんどのキャンプ場で電波が入るようになりましたが、接続状況はチェックしておきましょう。
連絡手段としてはもちろん、わからないことが出てきたときでもすぐに調べることができます。
ただし、気をつけていただきたいのが、SNSなどへの投稿。
一人でキャンプ場にいることがわかるような内容は、絶対に投稿しないようにしてくださいね。
ポイント6:トイレ・シャワーがきれい
管理が行き届いた清潔感のあるトイレやシャワーが完備されているキャンプ場を選びましょう。清潔感のある場所では、犯罪が起きにくいと言われています。
最近では、女性専用のパウダールームがあるキャンプ場もあります。
下心のある男性から身を守るための対策
安全なキャンプ場でも、女子ソロキャンパーの利用者は少ないため、どうしても目立ってしまいます。万が一に備え、対策はしっかりと取っておきましょう!
ポイント1:テントに鍵をかける
経験者はお判りかと思いますが、キャンプ場の夜は思っているより真っ暗で、明かりが無い状態では誰かが近づいてきても気がつきません。
就寝の際には、テントにダイヤルロック式の鍵をしっかりとかけておきましょう。
夜は早めにテントに入るようにして鍵をかけてしまいましょう。
ポイント2:防犯アイテムを備えておく
備えはあるに越したことはありません。
防犯ブザー、催涙スプレーといった護身用の道具を持っていくと良いでしょう。
ポイント3:他人から見える部分に「女性らしい」アイテムを使用するのは控える
「せっかくのソロキャンプだから、可愛らしいテントを作りたい!」と思う気持ちはよくわかります。
しかしそういった装飾をしてしまうと、一目で女性のテントだとわかってしまいます。運が悪い場合だとしつこく話しかけられた…なんていう経験がある方も…。
洗濯物にも気をつけて、女性であることが目立ちすぎないようなテント設営をおこないましょう。
ポイント4:多人数を装う
複数人でいるような雰囲気にカモフラージュするのも手です。
例えば、テントにサンダルを2人分置いておく、話しかけられたときは「あとから友達と合流する」と言っておくのも身を守るポイントです。
ポイント5:むやみに他人を信用しすぎない
いろいろと親切にしてもらったからといって、信用しすぎないよう気をつけましょう。
昼間は普通に見えても、夜などに自分のテントの周りをうろつかれては、いくら「親切心で」と言われても安心できるものではありません…。
過剰な干渉だと感じたら勇気を出して早いうちにきちんと断りましょう。
防犯対策
女性に限らず、キャンプ場では暗くなった就寝の時間帯や少しテントを離れた隙に盗難の被害に遭われた方がいます。
特にソロキャンプでは、荷物番をしてくれる人がいません。すべてが自分の防犯意識の高さにかかっています。
止むを得ずテントを離れるときは、ランタンをつけっぱなしにする、サンダルを置いておく、鍵をかけていくなど、取れる手段は取りましょう。
野生動物から身を守るための対策
どんなににぎわっているキャンプ場でも、野生動物が現れることがあります。
なるべく合わないようにするには、食べ物や食べ残しなどをしっかり管理することが大切です。生ゴミもほったらかしにせずに管理しましょう。
しかし、野生動物よりももっと対策を考える必要があるのが虫です。
蚊などはもちろんですが、キャンプ場の被害でよく聞くのがブヨ。
ブヨは最も注意したい虫で、一見ハエのように見えるのですが、吸血する害虫です。刺されてもすぐに気づかず、そのまま放置しておくと刺された部分が赤く腫れ上がって激しい痛みやかゆみの症状が現れます。
特に夏場では朝や夕方の涼しい時間帯に活発になるので、その時間帯は虫除け対策をしましょう。
虫除け対策の例
- 虫除けスプレー(ブヨと記載があるもの)
- 長袖、長ズボン(上下ともに長めがベストです)
対策はしたけど刺されたというときは、ポイズンリムーバーと呼ばれる道具を使い、早めに毒を吸い出すことが大切です。
ポイズンリムーバーがない場合は、痛いですが指でつまんで毒を排出させましょう。
急な自然災害から身を守るための対策
天候にも注意が必要がです。
事前に雨が降るとわかっているなら対策できますが、急な天候の変化や局地的豪雨などに遭遇した場合、何も対策をしていないと大変なことになります。
もしものことを考えて、テントは雨に強いものを選んでおくといいですね。
テントの設営場所も、地面の凹凸はどうなっているのか、土か芝生か、それとも砂利になっているのか、地面のコンディションにも気をつけておくと良いでしょう。
まとめ
キャンプは不自由を楽しむもの。
しかし、不安を抱えながらではキャンプは楽しめません。
出発前にできる限り不安の芽を摘んだうえで、あなただけの女子ソロキャンプを目一杯楽しんでみてください。
出かける前には、忘れものがないかもこちらのコラムで確認してみてくださいね。