秋は過ごしやすい気候になり、人混みも緩和されてキャンプを楽しむのにベストな季節であることをご存知ですか?
しかし1日を通して寒暖差が激しくなることも多いため、事前の寒さ対策を忘れてはいけません。
日中は暖かいからといって油断せず、日が暮れてからのことも考えて「寒さ対策」をしてから出発しましょう。
今回は秋・冬キャンプを快適に過ごすための防寒対策を紹介します。
着脱しやすい服装
服装は着脱しやすい上着を準備しておくと良いでしょう。
秋でも日中は気温が上がり暖かく感じると思いますが、日が沈むと急激に冷え込み、キャンプ場によっては20度近く気温が下がることもあるそうです。
特に注意が必要なのが9月〜10月上旬にかけて。
この時期はまだまだ暖かいため、長袖や厚手の上着などを持って行くことを忘れてしまいがちなので注意しましょう。
フリース
フリースは暖かくて動きやすいのでおすすめです。
スウェット
スウェットも動きやすいのでおすすめです。
中地がフリース生地になっているものがあればなお良しです!
防寒具・小物
防寒具
秋口であれば防寒具をフル装備で整える必要はありませんが、いくつかのアイテムを念のために用意しておきましょう。
中でも、ブランケットは様々な場面で活躍できるのでオススメです。
- 手袋
- ネックウォーマー
- レッグウォーマー
- ニット帽
- ブランケット
- 厚手の靴下
小物
寝袋の足元などに湯たんぽを入れておくと冷えた足先を温めてくれます。
- ホッカイロ
- 湯たんぽ
地面からの冷気を遮断するキャンプマット
キャンプ泊に欠かせないものが「キャンプマット」です。
キャンプマットや銀マットは、ゴツゴツした地面との間のクッションになりますが、同時に地面からの冷気を遮断しテント内の温度を保ってくれる優れものです。
マットを使わずそのまま寝袋(シュラフ)で寝ると、地面からの冷気で体を冷やしてしまうかもしれません。
キャンプマットはテント泊には欠かせない重要なアイテムです。
また、電源が付いているサイトであれば、電気カーペットとキャンプマットを併用して暖房するのも良いでしょう。
スカート付き4シーズンテントで足元の冷気を遮断
スカートとは、テントと地面の間に付いているヒラヒラした部分のことです。
4シーズンテントは、その名の通り春夏秋冬一年を通して使用可能なテントでスカートが付いています。
一般的なキャンプ用テントは夏の使用を想定して設計されており、通気性を良くするため壁がメッシュ生地になっています。
しっかりと、暖房すれば耐えられないほどではありませんが、風通しが良いので肌寒くなる秋キャンプや、冬キャンプには少し不向きかもしれません。
4シーズンテントの場合、スカートがあることで雨風の吹き込みを抑え保温性・保湿性に優れていて、さらにスカートが付いていることで虫の侵入を防ぐこともでき、一年を通してキャンプをしたい方にはオススメのテントです。
暖房器具で夜の寒さ対策
防寒対策は「断熱」だけでなく「暖房」をすることもおすすめです。
テント内を温めるには薪や灯油、電気を使ったストーブが効果的です。
足元を温める程度ならカセットガスヒーターでも十分温めることができます。
【注意】
テント内で火器を使うことは危険を伴うため、自己責任でご判断ください。
一酸化炭素中毒になってしまったり火災が発生する危険があるため、十分換気をしたり就寝前には必ず電源をオフにすることを心がけてください。
また、電源を使用できるところであれば、電気カーペットや電気ストーブを使うことができるので、薪の調達や灯油を持参する必要がなく楽に暖房することができます。
【注意】
電源サイトを使用する際には「消費電力」に注意しましょう。
消費電力の大きい電化製品を使用するとキャンプ場のブレーカーが落ちます。
ほとんどのキャンプ場では1サイトあたり1000W(10A,100V)としていますのでその範囲内で電気を使うようにしましょう。
ブレーカーは複数サイトが共有しているため、一部の利用者があまり電気を使用していない状態であれば、少々想定電力を上回ったとしてもブレーカーは落ちません。
しかし一度ブレーカーが落ちてしまうと復旧までに数十分かかることもあり、他のキャンパーやキャンプ場オーナーに多大な迷惑をかけてしまいます。
電化製品を使用する際は自身の使用電力とキャンプ場で使用できる電力をしっかり把握し、各キャンプ場のルールの範囲内で電力を使うようにしましょう。
電気ストーブは消費電力が小さいですが、本体が高熱を帯びるため転倒して火災が起きてしまったりやけどをしてしまう危険があります。
一方、セラミックヒーターは小型エアコンのようなものなので、火災ややけどの心配はありませんが消費電力は大きいです。
キャンプといえば焚き火
焚き火はキャンプの醍醐味の一つです。
秋の寒い夜でも心と体を温めてくれる素晴らしい存在です。
炎を囲んで温かい飲み物を手に、親しい仲間と他愛のない話をする時間は何物にも代えがたい、とても楽しいひと時となるでしょう。
【注意】
芝生サイトのキャンプ場では、芝生が燃えてしまう可能性があるため、直火の焚き火が禁止されている場所があります。焚き火台を使えばできるところもあるので、事前確認を忘れずにしてください。
まとめ
今回は寒暖差が激しくなる秋キャンプや冬キャンプでの防寒対策について紹介しました。
秋キャンプには夏のキャンプとは一味違った楽しみがあります。
ベテランキャンパーも初心者キャンパーも、普段は感じることができない刺激を求めて秋キャンプに行ってみてはいかがでしょうか。