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渓流釣りでアマゴを狙う!自給自足キャンプ体験レポート

渓流釣りでアマゴを狙う!自給自足キャンプ体験レポート
山本 直也
VASTLAND COLUMN ライター

今回のコラムは釣りレポートをお届け!
渓流釣りが解禁となった3月上旬、自分で獲った食材をキャンプ飯にしようという企画で、和歌山県の日置川へ「アマゴ」を狙いに行ってきました!はたして無事にアマゴをゲットして、キャンプ飯にありつけたのでしょうか…!?
※緊急事態宣言が発令される以前(3月)に取材・撮影しています。

釣り場選び

まずは渓流釣りができる場所をネットで検索して、自分の住んでいるところから一番近い日置川を釣り場に選びました。日置川周辺にはキャンプ場や温泉もあるので、遠方から訪れた方もゆっくり楽しむことができます。

渓流釣りができる場所は、その地域の漁協組合が管理しているので、ネットで検索すると簡単に情報を得ることができます。釣り具屋などでも情報を得られるので、気になった方は問い合わせてみてください。

漁協組合のホームページには、放流情報・ポイント情報・釣果情報なども掲載されています。

必要な持ち物

必須の釣り具以外で、必要だと思うものを紹介します。

カッターナイフ

持ち帰る魚の下処理をするために必要です。食べられないエラや内臓はその場で処理してしまいましょう。そのままにしておくとエラから腐り、身に生臭さが移ってしまいます

お腹に切れ込みを入れるだけなので、包丁やまな板は必要ありません。切れ味がよく、刃が収納できて手軽に持ち運びできるのでカッターナイフをおススメします。

食品保存用袋・保冷バッグ

釣れた魚は、食品保存用袋に入れておくと水分が漏れ出さずに密封できます
また、魚を入れた袋は保冷バッグに入れて、傷まないように保存します。保冷剤は入れておいてください。

水筒

山道や岩場を長距離釣り歩くので水分補給が大事になります。山奥なので、飲み物を売っているお店や自動販売機はありません。水筒を持参して、いつでも水分補給ができるようにしておいてください。

釣りを始めるその前に

釣りを始める前に遊漁券を購入しておきましょう。

遊漁券とは?

釣りをするための許可書のことで、日券と年券があり、アマゴ・アユ・ウナギなど魚種ごとに券を購入する必要があります。遊漁券の収益は、毎年釣りを楽しめるように、魚の放流や川の管理などに使用されています。

どこで購入できるの?

主に釣り場周辺の民宿釣り具屋で購入できます。お出かけ前に漁協組合のホームページで確認しておくと安心です。
日置川の場合はインターネットで購入することも可能ですが、今回は近くの釣り具屋で年券を購入しました。

食材を求めて、釣り開始!

今回挑戦するのは渓流釣り山の谷間を流れる川で釣りをします。
釣りをしながら山の谷間を歩いて登って行きますが、足場がゴロゴロした岩場ばかり。ちょっとした崖も登っていくのでかなりしんどいです。

濡れた岩はよく滑ります。大きい岩でも、体重がかかると動いてバランスを崩したり、転倒してしまう可能性があります。渓流には足元が不安定な場所が多いので十分注意が必要です。動きやすく滑りにくい靴を履くことをおススメします。

車で1時間ほど山道を走り、道が広くなっている場所に車を停めました。荷物を抱え川を下って行くと…釣りポイントに到着!

透き通ったきれいな水、川の流れる音、木々の青々とした景色、鳥の鳴き声…それだけで癒され、心も体も満たされました。

釣りをしながら川を登って行くと、流れのない水たまりのような場所でアカハライモリを発見!逃げずに写真を撮らせてくれました。見た目に反して寿命が長く、20~30年ほど生きるそうです。

山奥で釣りをするので、普段見ることのできない、珍しい生き物に出会うことができるのも魅力ですね。

ついに…!?

そのときは突然やってきました。

1時間ほど釣り歩きましたが何もなく、釣れるのかと不安になっていたところ、岩陰から急に魚影が現れてルアーに食いついてくれました!

見事に狙っていたアマゴを釣ることができました!

急な出来事にドキドキと興奮が止まりません!サイズは20センチくらいで、釣り糸をよく引いてくれました。アマゴの特徴である鮮やかな朱点がきれいに出ています。

これでキャンプ飯にありつけるので、ひと安心です。
持ち帰る魚はカッターナイフで腹を開き、エラと内臓をとって川の水できれいに洗いました。食品保存用袋にいれて、保冷バッグの中で傷まないように冷やしておきます。

連続して釣れました!ですが今回は小さいです。
15㎝以下の魚はリリースしないといけないルールがあるので、逃がしてあげました。大きく成長したらまた釣れるといいですね。

その後も釣りをしながら歩き回り、結果4時間ほどで6匹も釣ることができました! (リリース分は除く)
釣れたあとすぐに下処理をしているので鮮度が良いまま持ち帰ることができます。

美味しくいただきます!

いよいよ、自分で獲った食材をキャンプ飯にしていきます!
アマゴをどうやっていただくか迷いましたが…。

シンプルに塩焼き

やっぱり、川魚は串に刺して塩焼きするのが定番ですよね!
釣り場でエラや内臓を処理してきたので、軽く水で洗い、串に刺して塩をふったら焼くだけ。調理は簡単です!
ウロコは細かいので取らなくても大丈夫です。ヒレに塩をつけておくと、焦げ落ちずきれいに焼くことができます。

組み立てが簡単なオクタゴンロで焼いていきます。
焼けた皮が香ばしく、ほっくりとした身はほどよい塩加減でうまみも抜群です!なにより自分で獲った食材というだけでうまさは倍増します。

食べない部分は骨酒に

骨や頭も無駄にしません!
チタンマグカップに日本酒を入れて熱燗をつくります。頭と骨を少し焦がして熱燗に入れると、香ばしいかおりを楽しめる骨酒ができます。渓流で冷えた身体に温かくしみわたります

VASTLANDのチタンマグカップは直接熱することができるので、暖かさを保ちながらゆっくり楽しむことができました。

まとめ

「自分で獲った食材をキャンプ飯にしよう」という企画でしたが、なんとかアマゴを釣ることができ、おいしいキャンプ飯にありつくことができました!

キャンプ飯の食材を自分で調達するのは、サバイバル感も増して、ますますキャンプの楽しさが広がりました。みなさんもぜひ、渓流釣りに挑戦してみてください。

釣りとはまた一味違う、冬キャンプの体験レポートもぜひご覧ください!

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山本 直也
VASTLAND COLUMN ライター
和歌山県田辺市を拠点に、キャンプ・釣り・山菜採りなどアウトドア中心の生活をしている。週末には必ず山奥に行き自然の中で過ごす。釣り歴は特に長く、今年で20年になる。日本キャンプ協会公認キャンプインストラクターを保有。
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