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ランタンスタンドがないとどう困る?必要性と賢い使い方

ランタンスタンドがないとどう困る?必要性と賢い使い方
山本 直也
VASTLAND COLUMN ライター

ランタン選びに夢中で、忘れがちなのが「ランタンスタンド」。私は初めて行ったキャンプで、ランタンスタンドがなくて不便な夜を過ごしました。ないとどう困るのか、どんな種類があるのか、ランタンスタンドの必要性や選ぶポイントについて詳しく解説していきます。

ランタンスタンドって必要?

ランタンを置く場所に困らない!

私が初めてキャンプに行った時のこと。暗くなってきたのでランタンをつけて、いざ調理を始めようとして気付きました。

ランタン、どこに置こう…。

とりあえずテーブルの上に置いてみましたが、明るいのは手元だけで、コンロの上に乗せたものが見えず、焼け具合も確認できない。高いところから照らせるといいのに…と不便な思いをしました。

キャンプ初心者の頃はランタンを買って満足してしまい、どう照らすかということは頭になかったのです。よく考えれば当たり前のことなんですが。

ランタンスタンドがあれば、高い位置にランタンをつるすことができ、サイト全体を明るく照らせます。同じランタンでも使い方が違うだけで、照らせる範囲が大きく変わるんです。

ランタンは地面に近ければ近いほど、照らせる範囲が狭くなります。広範囲を明るくしたい場合は、高いところにランタンをつるしておく必要があります。

子供が触る危険を回避できる!

燃料系のランタンは、触りどころによってはやけどをしてしまう恐れがあります。小さな子供が誤って触るのを防ぐために、手の届かない位置に設置ができるのもメリットのひとつです。

テントポールなどに無理に引っ掛けると、ランタンの熱でテントやタープの素材を溶かしてしまう恐れもあるので、ランタンスタンドを使うことをおススメします。

ランタンスタンドの種類と素材

ランタンスタンドは1本脚タイプ3本脚タイプの2種類あります。
アルミ・スチール・ステンレスの3種類の素材とあわせて、それぞれの特徴を紹介していきます。

1本脚タイプ

地面に脚をペグのように打ち込んで設営します。脚のパーツが少ない分軽く、脚につまずくこともありません。地面に直接固定しているので風などで倒れる心配はありませんが、移動するのにもう一度打ち直さないといけないという欠点があります。

3本脚タイプ

折りたたんだ3本の足を広げて自立するタイプのスタンドで、設営・移動が簡単にできます。風が強い場合は脚をペグ打ちすることも可能です。3か所にのびた脚につまずいてしまう可能性があるのが欠点です。

キャンプ初心者の方には、簡単に設営、移動のできる3本脚タイプのスタンドがおススメです。

素材

  • アルミ製:最も軽く、錆にも強い
  • スチール製:重量があり安定する
  • ステンレス製:アルミより少し重いが錆に強く、強度もある

軽さ重視ならアルミ製、安定重視ならスチール製、強度重視ならステンレス製がおすすめです。

ランタンスタンドを選ぶポイント

使用するシーンに合わせる

1本脚タイプは、 でこぼこした地面少し傾斜がある場所でも問題なく設営することができます。また、ランタンスタンドの脚に引っかかってこける危険もないので安心です。

3本脚タイプは、3本脚で自立しているため平らな場所での使用が適しています。地面に打ち込む1本脚タイプに比べ安定性が高く、力がいらないので女性や子供でもラクに設営ができます

収納サイズと重量で選ぶ

種類や素材によって収納サイズや重量が大きく異なります。
例えば、ソロキャンパーやツーリングキャンパーの方は、コンパクトさと軽さに重点をおいた選び方が良いでしょう。
キャンプスタイルに合わせて、ランタンスタンドのサイズを選びましょう。

どこに設置する?

設置場所は、ランタンの台数、テントやタープの設営場所によって異なります。

ランタンスタンドで灯すメインランタンの設置場所は、基本的に活動する範囲を全体的に照らせる位置に設置することがベストです。
身長の高さより少し高い位置にランタンを吊るすと良いです。目線と同じくらいだと眩しく感じてしまうので、注意してください。

夏はランタンの光に虫がよってきます。一番明るいランタンを少し離れたところに設置し、テーブルにはそれより暗いサブランタンを設置すると、明るいランタンの方に虫が集まってくれるので、虫を気にせず快適に過ごすことができます。

設置するランタンの種類によっても明るさが異なるので、ランタンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

使用上の注意点

ランタンスタンドには、火が灯ったランタンが吊るしてあります。
転倒してしまうとランタンの火がテントに燃え移ったりランタンのガラスが割れてケガをする恐れがあります。
風の強さを見極めて設置場所が不安定でないかチェックしたら、ランタンスタンドの脚をペグ打ちするかどうかの判断や場合によっては設営を断念することも重要です。

ペグ打ちをしておきたいけれど、慣れていないという方はこちらの記事をぜひ参考にしてください!

また、就寝時には必ずスタンドからランタンを外しておくことも忘れないようにしましょう。野生動物の接触や風により転倒するおそれがあります。

まとめ

ランタンスタンドがあれば、サイト全体を明るく夜でも活動しやすい空間を作ってくれます

地面にしっかり固定できて脚が邪魔にならない「1本脚タイプ」と、簡単に設営や移動ができる「3本脚タイプ」のどちらが自分にピッタリか、じっくり検討してみてください。

初心者の方には、簡単に設営できる3本脚タイプがおすすめですよ!

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山本 直也
VASTLAND COLUMN ライター
和歌山県田辺市を拠点に、キャンプ・釣り・山菜採りなどアウトドア中心の生活をしている。週末には必ず山奥に行き自然の中で過ごす。釣り歴は特に長く、今年で20年になる。日本キャンプ協会公認キャンプインストラクターを保有。
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