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キャンプの予定なのに雨の予報…事前の準備や雨対策をご紹介!

キャンプの予定なのに雨の予報…事前の準備や雨対策をご紹介!
山本 直也
VASTLAND COLUMN ライター

キャンプを予定していた日に雨の予報が…そんなときに必要な事前の準備や対策をチェックしておきましょう。必要な持ち物、サイトを選ぶ基準、気を付ける点などを事前に知っておくことで、雨でもキャンプを楽しむことができますよ!

キャンプへ行く前に

天気予報をチェック

必ず天気予報をチェックし、降り出す時間や弱まる時間などを確認しておきましょう。場合によっては中止する判断をしなくてはなりません。
悪天候で影響するのは雨だけではありません。風や雷にも充分に注意が必要です

「雨量・風速・雷」この3つは必ずチェックしてください。雨量が多い、風が強い、雷雨の場合は中止する判断をしてください。テントの倒壊や落雷の危険があります。

雨具をチェック

雨キャンプに行くと決めたら、雨の日に着ていくウェアをチェックしておきましょう。特に、ウェアの素材・コーティングに注目すると良いです。

ウェアには「撥水」と「防水」どちらかの表記がされているものがあります。どちらも雨に有効なイメージがありますが、雨の具合によってどちらが良いか判断する必要があります

「撥水」と「防水」の違いを知っておく

では、「撥水」と「防水」の違いをご存じでしょうか?
違いや特徴を知っておくことで、ウェアに限らず、テントやタープなどのギアを選ぶときにも役立ちます。

イメージです

撥水タイプ

水を玉状に弾く効果があります。市販の撥水スプレーでも同様の効果を得られますが、撥水効果は徐々に低下していきます。

糸一本一本に撥水加工を施すため、糸の隙間から空気が流れ込み通気性が良いのが特徴です。ちょっとした小雨程度なら弾くことができますが、雨の量が多いと隙間から水が浸透してしまうため注意が必要です。

防水タイプ

生地そのものが水を通さない素材であったり、もしくは水を通さない加工を施されています。強い雨でも水が浸透することはなく、防水効果が低下することはありません。

ただし、水だけでなく空気も通りづらい加工になっており、通気性が悪く蒸れやすいデメリットもあります。

防水の製品には、耐水圧といった数値が表記されているものがあり、数値が高いほど防水性能が高いので、こちらもチェックしてみてください。

小雨程度であれば、通気性が良く撥水性があるウェアの方が着やすいです。雨が強くすぐに止まない場合は防水がベストですが、湿気を逃がしてくれる透湿性があるものをおススメします。

雨の日に必要な持ち物

雨の日に最低限持っておいた方が良いアイテムを紹介します。撥水・防水のどちらなのかも確認しながら用意しておきましょう!

タープ

タープはとても優秀で、雨除けの屋根になり、雨でも活動できる空間をつくってくれるので、雨の日には必ず持っておきたいギアです。テントと連結することで、テントとタープの行き来も濡れることはありません

また、テント設営時にまず先にタープを張っておけば、タープの中でテントの設営ができますよ!

タープの張り方を紹介したコラムもありますので、タープの設営に慣れていない方はぜひ参考にしてみてくださいね。

傘・レインウェア・長靴

傘とレインウェアは、片方だけではなくどちらも必要です。
ちょっとした移動の際やトイレに行きたいときに、いちいちレインウェアを着るのは面倒なので、傘があると便利です。設営・撤収など両手を使う作業の際にはレインウェアが必要になります。

また、雨の日にサンダルや靴を履いて歩くと、濡れた砂を跳ね上げるので汚れてしまいます。長靴にしておくと簡単に洗い流せるのでおススメです。

大きめのビニール袋

撤収の際、雨に濡れたギアをそのまま車に積むと、他のギアまで濡れてしまったり、車を汚してしまう可能性があります。濡れたギアやレインウェアなどはビニール袋に入れて持ち帰るようにしましょう。

ビニール袋だと破れてしまわないか不安…という方は、折りたたみバケツを使用するのがおススメです。

濡れたギアはできるだけ早く干したり、タオルで水分をふき取るなどのメンテナンスをしてください。そのままにしておくと、カビが生えたり錆びてしまうことがあるので要注意です。

着替えとタオル

レインウェアを着ていても濡れてしまう場合があるため、着替えとタオルは余分に準備しておいてください。濡れたままでいると体温が低下して、体調を崩す原因となってしまいます

レジャーシート

グランドシート(テントの下に敷くシート)を敷いていても、テントとシートの間に雨が入ってしまうと、テント内に水が染み出してしまう可能性があります

その対策として、テント内にレジャーシートを敷いておくことで、万が一テント内に水が染み出しても濡れる心配がありません。

雨の日のキャンプサイト選び

雨の日は水はけの悪いキャンプサイトは避けましょう
水はけが悪いと水たまりができ、テントが浸水してしまう場合があります。

具体的には、周りより少し低い窪地や、土のサイトなどは特に水はけが悪いので避けるようにしましょう。芝生や砂利のサイトは比較的水はけが良いのでおすすめです。

設営の際に気を付けること

溝を掘る行為は禁止されている

雨のキャンプで、雨水を流す溝を掘る方法が有効とされている場合がありますが、キャンプサイトがでこぼこになり、次に使用するキャンパーに迷惑がかかるためほとんどのキャンプ場で禁止されています

禁止されていないサイトであっても、溝を作ったときは、撤収時に必ず埋め戻すように心がけてください

焚き火台・ランタンを濡らさないようにする

どちらのギアも、使用すると非常に熱を持つギアです
熱を持った状態で雨に濡れて急激に冷やされると、
破損や変形を起こす恐れがあります

雨の中で使用する場合は、雨に濡れないように考慮して設置場所を決めてください。

ペグが抜けないよう工夫する

雨が降ると地面が緩くなり、ペグが抜けやすくなるため、地面の柔らかさをチェックしましょう。心配な場合は打ち方を強化するなど、ペグが抜けないような工夫をしてください。

正しいペグの打ち方や工夫など、下記コラムで詳しく紹介しています。

まとめ

キャンプへ行く前には必ず天気予報を確認してください。 雨風が強い場合は、中止にする判断も大事です。
少しでも降りそうな場合は、雨の日に必要な持ち物を準備して、土や窪地のサイトに設営するのは避けましょう。

雨のキャンプでは、普段のキャンプとは違った雰囲気を楽しめます。
事前の対策を学んでおけば、キャンプの途中で雨が降ったときに役立つこともあるので、覚えておいて損はありません。

雨の日キャンプの楽しみ方について詳しく紹介している記事もありますので、ぜひチェックしてみてください。

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山本 直也
VASTLAND COLUMN ライター
和歌山県田辺市を拠点に、キャンプ・釣り・山菜採りなどアウトドア中心の生活をしている。週末には必ず山奥に行き自然の中で過ごす。釣り歴は特に長く、今年で20年になる。日本キャンプ協会公認キャンプインストラクターを保有。
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