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秋キャンプ必須!?焼き芋を甘い黄金色に焼く方法

秋キャン必見!焼き芋を甘い黄金色に焼く方法

夏が終わり日暮れが早くなると、秋の訪れを感じます。
秋の過ごしやすいキャンプ、みなさんはどのような楽しみ方をされていますか?

焚き火に癒されるついでに、普段なかなかできない「焼き芋」にチャレンジしてみませんか?あまくきれいにできる作り方やコツをご紹介いたします!

用意する道具

  • 焚き火台
  • 炭、もしくは薪などの木材
  • トング
  • アルミホイル
  • 新聞紙やキッチンペーパー

一般的な焚き火道具に、アルミホイルや新聞紙などを用意すれば準備完了!

焚き火に必要な道具を詳しく紹介したコラムがあります。より詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

直火OKのキャンプ場なら直火でももちろん大丈夫ですが、今回は安定性やメリットの面から焚き火台での焼き方をご紹介します。

焚き火に慣れていない方、焚き火のやり方を知りたい方は、こちらのコラムを参考にしてみてくださいね。

食べたい系統を決めて芋を選ぼう

道具が用意できたあとは、主役となる芋を選びましょう!

品種によって仕上がりがかなり変わるので、この時点で食べたい系統をしっかりと決めておくのがポイントです。

ねっとり系:安納芋

甘い「蜜芋」ブームの火付け役とも言われる定番のお芋。糖度が強く、水分量が多いのが特徴。とても濃厚!

甘さ、水分量、繊維量、滑らかさといった全体的なバランスがよく、ねっとり好きなら一度は食べてもらいたい、そんなお芋です。

しっとり系/ねっとり系:シルクスイート

スイートポテトのようになめらかな口当たりが好きな方にはこれを強くおすすめします!まさにシルク…。

甘みは程よく、口当たりも相まって上品なお味は、女性でもペロリと食べられます。

この品種は、収穫してからしばらく寝かせると甘みが増し、「ねっとり」に変化するそうです!時間が経ってから味の変化をみるのもいいですね!

しっとり系:紅はるか

もはやスイーツ級の甘さ

「はるか」に甘いをコンセプトに作られており、その名の通りとにかく甘い!こちらも比較的新しい品種で、人気がどんどん上昇中。

同じく甘みが強い安納芋と違う点は、しっとりとしていて「さつまいも感」がしっかりと残っているところですね。

ねっとりじゃない焼き芋が好き、でも甘い焼き芋が食べたい、という方にオススメ!

ほくほく系:紅あずま

一般的に料理などでよく食べられているものは、この紅あずまが多い気がします。

素朴な、昔ながらのほくほく焼き芋が食べたい方はまちがいなくこれがいいと思います。

甘さは控えめ、水分も少ないので、バターなどで楽しむのもいいですね。

ほくほく系:鳴門金時

まさに「焼き芋」

水分が少なく、栗のようにホクホクした食感。加熱処理を行うと鮮やかな黄金色に。

おなじほくほく系の紅あずまと比べると甘みは強く、こちらも「芋」を全面に感じられるので、ほくほくで上品な甘さが好きな方は鳴門金時をおすすめします!

焚き火でのポイント

焼き芋をする上で最も大事なポイントは「火」の通し方。いわゆる普通の焚き火では、火力が強すぎたりして安定せず、芋の外側だけが丸焦げ…なんてことになってしまいます。

必ず守っていただきたいのが、焚き火を「熾火(おきび)」という安定した状態にし、じっくり低温で火を通せる環境をつくることです。

熾火(おきび)

熾火とは、しばらく焚き火を行った後に見られる、薪にしっかりと熱が入って赤くなり、炭化した状態のこと。

煙や炎は落ち着いて見えますが、薪は1000度近い高温で静かに燃え続けています。

このじっくりとした熾火の状態こそが、焼き芋を作る上で重要なポイントになるのです。

焚き火でのポイント

焚き火台で熾火をつくる:炭

あらかじめ炭を持って来ている方は、早めに炭の中に火を入れておきましょう。完全に火が入るまで30分〜1時間程度時間がかかります。比較的簡単に熾火が作れることや、持続性・安定性といったメリットがあるので、初心者の方でも安定して焼き芋をつくることができます。

焚き火台で熾火をつくる:薪

薪で熾火をつくる場合は、しばらく焚き火を行って薪を完全燃焼・炭化しきった状態にする必要があります。火がぼうぼうと燃えている状態から、煙がなくなり、薪が真っ赤になり落ち着いたら熾火の状態といえます。また、青白い炎をまとっている状態が完成ですので目安にするとよいでしょう。

※落葉焚について
落葉焚をした時の低温は、じっくり火を通す焼き芋の調理には最適なのですが、時間がかかるのと、風によって火のついた落ち葉が舞うと大変危険ですので、今回は焚き火台でおこした熾火をオススメいたします。

芋を火に入れる前のポイント

熾火の準備が整ったら、次は選んださつま芋の準備です。いくつかポイントがありますので、しっかりおさえておきましょう!

芋を事前に塩水につけておく

この工程はお好みなのですが、ねっとりとした口当たりが好きな方は、1〜2時間程度事前に芋を水に浸しておくと良いです。水分が多く含まれるため、ねっとりとした濃厚な味わいになりますよ!

濡らした新聞紙orキッチンペーパーで包む

これは、乾燥や芋の焦げ付きを防ぐために行います。芋・紙、両方とも水がしたたるほど濡らして大丈夫です。

アルミホイルで隙間なく包む

しっかりと芋を濡らしたら、アルミホイルで隙間なく包みます。巻く回数はひと回り程度でかまいませんが、焦げ付きが心配な方はもうひと回り巻いておきましょう。

このとき、アルミホイルをくしゃくしゃのシワが多い状態にし、空気の層をつくっておくことも大切なポイントですよ!

芋を火に入れてからのポイント

焚き火台の端を使って焼く

熾火とはいえ中心部は火力が強いので、遠火でじっくりと焼いていきます。

この「低温でじっくり」がポイント。さつまいもは60度ほどになるとでんぷんが麦芽糖にかわり、ぐっと甘みが増していきます。ただ、70度まで上がってしまうと今度は酵素が壊れていってしまうため、遠火でゆっくりと火を通していきましょう。

芋を火に入れてからのポイント

焼きムラがないように調節する

火力や、置く位置によってどうしてもムラはでてしまいます。

火にかけてからおよそ30〜40分で焼き芋は完成しますが、その間に1、2回程度でいいので焦げ付きを確認し、位置の調整を行ってください。

串を刺すor触ってみて柔らかければ、ホクホクの焼き芋の完成です!

※触る場合は、軍手を使うなどして火傷しないように十分気をつけてください。

まとめ

最後にもう一度、焼き芋作りの全工程のおさらいです!

  • 焚き火は「熾火(おきび)」にする
  • 芋が乾燥・焦げないように水にひたした新聞やキッチンペーパーで包む
  • アルミホイルはクシャクシャにしてから隙間が無いように巻く
  • 焚き火台の端に置き、60度を目安に40分程度、時間をかけてじっくり火を通す
  • 焼きムラがないように焼く面を調整する

焼き芋は、低温加熱・水分・時間がおいしく焼ける分かれ道!

また、焼き上げてから10分〜15分ほど余熱で火を入れるとさらに美味しくなります。

今回の記事を参考に、キャンプで黄金色のあま〜い焼き芋作りをチャレンジしてみてください!

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VASTLAND編集部
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